驚がくのバルクを誇るプロボディビルダー、「ローリーウィンクラー」
デビューして以来、数々のボディビルコンテストで常に上位をキープしています。
彼は一体どこからきたのか?
どのようにトレーニングをしているのか?
今回は、「ローリーウィンクラー」のプロフィールやトレーニング方法について見ていきます。
ローリーウィンクラー:プロフィール
- 本名:Egberton Rulove “Roelly” Etienne-Winklaar
- 出身:オランダ領キュラソー島
- 生年月日:1977年6月22日
- 身長:168cm
- 体重(オフシーズン):約130kg
- 体重(オンシーズン):約120kg
- 腕:58cm
- 太もも89cm
- ウェスト:89cm
- ふくらはぎ:51cm
- 首:48cm
引用:Roelly Winklaar – Wikipedia
ローリーウィンクラーは、人口15万人ほどの「オランダ領キュラソー島」で生まれ、5歳の頃にオランダ本国へ移住したようです。日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、ヤクルトスワローズの「バレンティン選手」もキュラソー島の出身です。
彼の特徴は、なんといってもその「バルク」
バルクだけでいうなら、「フィル・ヒース」や「ビッグラミー」といった、ミスターオリンピアで1位〜2位を争う選手たちと同等レベル。特に、腕の太さは他を圧倒しているといっても過言ではありません。
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2009年に衝撃のプロデビュー
ローリーウィンクラーは、2009年の「NPCアーノルドアマチュアオーバーオール」で優勝し、プロ入りを果たします。当時は驚愕のサイズと絞りで話題になったとのこと。
翌年の2010年、アーノルドクラシックで7位にランクイン。
また、同年の「IFBBオーストラリアプロ・グランプリ」では3位に入賞し、「ニューヨークプロ」では優勝と、輝かしいデビューを飾ります。
その後はどの大会でも4位〜6位あたりをキープしていましたが、「アーノルドクラシック・オーストラリア2018」では優勝し、念願のビッグタイトルを獲得します。
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トレーニングスタイル
ローリーウィンクラーは、基本的にゆっくりとした動作、丁寧なフォームでトレーニングをしています。
背中トレーニング
- ケーブルロープーリー
- ラットプルダウン(ビハインドネック)
- ケーブル・プルオーバー
- 懸垂
ケーブルロープーリーでは肩甲骨をしっかりと寄せているのがわかります。
また、ケーブル・プルオーバーでは、腰が固定されていてフォームが非常にきれいです。
肩トレーニング
- ダンベルショルダープレス
- ダンベルフロントレイズ
- ダンベルリアレイズ
- ダンベルサイドレイズ
- フェイスプル
- アップライトロー
- ダンベルシュラッグ
おそらく「ジャイアントセット」を採用して肩をトレーニングしています。フォームが丁寧で、可動域を広く使っています。
胸トレーニング
- スタンディング・チェストプレス
(オーバーハンド・グリップ) - ベンチプレス
(変形バー) - フラット・ダンベルフライプレス
- ダンベルフライ(変形)
- スタンディング・チェストプレス
(アンダーハンド・グリップ) - マシンフライ
スタンディングタイプのチェストプレスマシンを使用しています。日本ではあまり見たことがないタイプのマシンです。
また、U字型のバーベルを使用してベンチプレスをしています。
日本だと「合戸孝二選手」が使用している変形バーで、ストレッチが効かせやすくなるタイプ。
ダンベルフライも変形型を採用しているので、全体的にユニークな種目構成になっています。
脚トレーニング
- パラレル・レッグプレス
- スクワット
- ワイドスタンス・スクワット
- レッグカール(片足)
- ダンベル・スティッフレッグド・デッドリフト
スクワットは僧帽筋の上部あたりにかつぐ「ハイバースクワット」を採用。
脚は肩幅くらいの広さで立っています。太ももが床に対して並行になるくらいまでしゃがんでいますね。
マックス
腕トレーニング
- バーベルカール
- マシンカール
- インクラインカール
- コンセントレーションカール
バーベルカールは重たいウェイトを使用し、背中は終始まっすぐに固定、丁寧なカールをしています。すべての種目で腕をしっかり伸ばしてから曲げており、フルレンジ(全可動域)を意識してトレーニングしているようですね。
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