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オリンピア王者「フィルヒース」が語る、効果的なトレーニングルーティンとは?

ミスターオリンピア王者のフィルヒース。そんな彼が、効果的なトレーニングルーティンについて語っています。

弱い部位はどう鍛えるべきか、種目はいつ変えるべきかなど、細かいポイントも解説していて参考になりました。

この記事のポイント
  • どの部位も週2回鍛えるのが筋肥大に効果的
  • トレーニング量を増やすなら、食事量を増やさないとオーバートレーニングになる
  • 種目を変える場合はまず順番から
  • トレーニングは4〜6週で固定する

フィルヒースが初心者のとき採用していたルーティン

初心者の頃にフィルヒースが採用していたルーティンはこちら。

  1. 背中、上腕二頭筋
  2. 大胸筋、上腕三頭筋

  3. (適時オフを入れる)

まさに「ザ・ベーシック」なトレーニングルーティンですね。ある程度長く筋トレをしているなら、経験したことがある人も多いのでは?

フィルによると、「これはこれでいいんだけど、成長するにつれて脚を分けて鍛えないとしんどいんだよね」とのこと。たしかに、トレーニング量が増えるにつれてもっともしんどいのは脚ですよね…。ツライのはボディビル世界王者でも同じ。

現在のフィルのルーティンを見てみましょう。

フィルヒース:現在のトレーニングルーティン

フィルヒースの現在のトレーニングルーティンはこちらです。

  1. 大腿四頭筋がメインで、軽いハムストリングス
  2. 背中、上腕二頭筋
  3. 大胸筋、上腕三頭筋
  4. ハムストリングス
  5. 背中、弱点部位
  6. オフ

4日目は、仕事やその時の気分によって、オフにするとのこと。カーフ(ふくらはぎ)については話すのを忘れていたようですが、ルーティンを考えるとハムストリングスの日に鍛えていそう。

なぜ肩から始めるのかというと、「月曜日は胸を鍛える人が多いから、近寄りたくない」のだそう。シンプルな理由だけど、どちらかというとフィルヒースにこそ近寄りたくない。

「弱い部位は頻度を増やす」

弱い部位や、強化したい部位は、3〜4日ごとに刺激して頻度を増やす。

「どの部位も、週2回ずつ鍛えると筋肥大しやすいが、しっかり食べてカロリーを補わないと、オーバートレーニングになってしまう」と注意するフィルヒース。

オーバートレーニングを避けるための唯一の方法は、自分が必要とするカロリーを摂取すること。トレーニング量を増やすなら、食事量も増やさなくてはいけない。ここは動画の中でもっとも強く主張していました。

とくに、トレーニング前日はしっかり食べるそう。グリコーゲンを溜めて、重たいウェイトを扱えるように準備するからなのだとか。

なお、強い部位を鍛える日は炭水化物を少なめ、弱い部位の日は炭水化物を多めに摂取するとのこと。

種目はいつ変えるべきか?

年中同じトレーニングをしていると、飽きてくるし、体も刺激に慣れてきます。

ただ、フィルヒースは、いきなり大きく変えるのではなく、まずエクササイズの順番を変えることをオススメしています。

たとえば、次のような流れでトレーニングしている場合

  1. ベンチプレス
  2. インクラインベンチプレス
  3. ダンベルフライ
  4. ケーブルクロスオーバー

これを、ケーブルクロスオーバーから始めたり、ダンベルフライから始めるなどして、変えていきます。ここらへんは基本に忠実にといった印象ですね。

フィルヒースが好む4〜6週間のルーティン

フィルヒースの場合、トレーニングルーティンを4〜6週間は固定するそうで、彼にとって1番効果があるようです。

というのも、「あまり頻繁に変えると、自分が成長しているかどうかわからない」からだとか。

たとえば、ベンチプレスを強くしたいとしましょう。

  • 1週目:250ポンド(113kg)
  • 2週目:260ポンド(117kg)
  • 3週目:270ポンド(122kg)

このような感じで増やしていきます。その後、刺激を変えるために、エクササイズを変える(順番等)。

そしてまたベンチプレスに戻り、300ポンド(136kg)に挑戦する、といった感じでトレーニングをして自分の成長を確かめるのだとか。

マックス

フィルの場合、もっと重たいウェイトを使ってるだろうな。

まとめ

  • どの部位も週2回鍛えるのが筋肥大に効果的
  • トレーニング量を増やすなら、食事量を増やさないとオーバートレーニングになる
  • 種目を変える場合はまず順番から
  • トレーニングは4〜6週で固定する

一見すると、基本的なことかもしれません。ただ、基本を続けることがどれだけ大変か、筋トレをする人は身にしみてわかっているはず…。

シンプルに、粛々と筋トレを続けていきたいですね。

今回紹介した動画はこちら(英語)

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