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「アーノルドクラシック」とは何か?ミスターオリンピアに並ぶボディビルの祭典を紹介

このページでは、アーノルドシュワルツネッガーが主催する、「アーノルドクラシック」というスポーツイベントについてまとめています。

この記事のポイント
  • アーノルドクラシックとは、アーノルドシュワルツネッガーが1988年から始めたスポーツイベント
  • ボディビル、フィジーク競技がメイン
  • 日本のボディビルダーやフィジーカーの優勝経験がある

それではいってみましょう!

アーノルドシュワルツネッガーが始めたスポーツのお祭り

実際は、正式名称は「アーノルド・スポーツ・フェスティバル」といいます。

イベント中に開催される「アーノルドクラシック」というボディビル競技が有名なため、アーノルドクラシックと呼ばれるほうが一般的。

1989年、アーノルドシュワルツネッガーがボディビルコンテストをメインに始めた大会で、アメリカの他にもオーストラリア、南米アメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパなど、全世界で開催されます。

ボディビルの他にも、格闘技・クロスフィット・オリンピックスポーツなどの様々な競技があり、まさに「スポーツのお祭り」といえるイベントです。

  • 期間:毎年3月初旬の3〜4日間
  • 場所:アメリカ、オハイオ州コロンバス
  • 参考:Arnold Sports Festival

毎年9月に開催される、もうひとつのボディビルの祭典「ミスターオリンピア」と並べて、2大タイトルと言われています。

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ミスターオリンピアがボディビル寄りで、アーノルドクラシックはスポーツ寄りというイメージかな。




アーノルドクラシックで開催されるスポーツ、フィットネス展示会

アーノルドクラシックでは、幅広い種類のスポーツ競技が開催されます。

ボディビル競技(プロ、アマチュア)

プロとアマチュアに分けられ、ボディビルコンテストが開催されます。アーノルドクラシックの目玉イベントです。
(詳しくは後述)

他にはこんな競技も。

  • ダンス&フィットネス:クロスフィットなど
  • オリンピックスポーツ:柔道、アーチェリー、フェンシングなど
  • ストレングススポーツ:アームレスリングなど
  • ボクシング:プロ、アマチュア含むボクシング
  • マーシャルアーツ:空手、テコンドーなど
  • キッズイベント:10代向けイベント
  • 教育:運動についてのセミナー

参考:Arnold Sports Festival: USA in Columbus, OH – March 2-5, 2017

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アメリカはスポーツ文化の規模がケタ違いに大きいな。

フィットネスエキスポも同時開催

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アーノルドクラシックでは、イベントと同時にエキスポも開催され、サプリメントやアパレルなど、フィットネスに関連する企業がブースを出展します。

各サプリメント企業は契約アスリートをブースに呼び、ファンと触れ合ったり、商品を宣伝するのが一般的。ここで言うアスリートとは、アメリカでプロとして活躍するボディビルダーや、フィジーカーと呼ばれる選手です。

MEMO

ほとんどのプロ選手は、サプリメントやフィットネスアパレルなどの会社とスポンサー契約を結び、収入を得ています。




アーノルドクラシックのメインはボディビル

アーノルドクラシックの目玉イベントはなんといっても、ボディビルやフィジーク競技です。これを見るために多くのファンが集まっているといっても過言ではありません。

選手たちはここで勝てば、名実ともに世界の超トップクラスの仲間入りができます。

競技は大きく「プロ」と「アマチュア」に分けて開催されます。
競技の種類を細かく見ていきましょう。

プロクラス

「プロ」とは、いろいろな大会を勝ち上がって、IFBBというボディビル団体にプロとして認められた選手のことを指します。

非常に高いレベルで競い合うので、イベントで最も盛り上がるところ・・!

ただ、もうひとつのボディビルイベントである「ミスターオリンピア」の上位選手は、アーノルドクラシックに出場しないことが多いです。

おそらくですが、ミスターオリンピアのほうが知名度、注目度などトータルで上のため、上位選手はそれに合わせて準備をするのかな、というのが私の意見です。

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若い選手がアーノルドクラシックに出て実力をつけて、ミスター・オリンピアに挑むってイメージかなぁ。

ボディビル(体重無差別)

(2017年優勝:セドリック・マクミラン)

体重が無差別級で、もっとも盛り上がるクラスです。
背が大きいボディビルダーが出場する印象ですね。

体重が110kg前後、かつ脂肪がほとんどない状態のモンスターたちが出場します。

ボディビル(212ポンド級)

(2017年優勝:ハマッド・アシュカナニ)

比較的新しい、体重が212ポンド(96kg)までのクラス。
身長が低めのボディビルダーが多く出場しています。

96kgまでといっても、筋肉の大きさはもちろん人間離れしているので、こちらも盛り上がります。

2016年には日本人の山岸秀匡選手が優勝して話題になりました。

関連記事:【アーノルドクラシック2016結果】山岸秀匡選手が日本人初の優勝!

メンズフィジーク

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(2017年優勝:ライアン・テリー)

ボディビルとは違い、サーフパンツを履いて逆三角形の身体を競います。
ボディビルよりも”ゴリラ感”が薄く、かつ外見がカッコイイので、世界中で競技者が爆発的に増えています。

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「逆三角」というよりは、もはや「ひし形」にせまる勢い。

ウィメンズフィジーク

ボディビルの女性版といったイメージのクラスです。
もともとは「ウィメンズボディビル」だったのが「ウィメンズフィジーク」という名前に変わりました。

クラシックフィジーク

ボディビルとメンズフィジークの中間あたりに位置するクラス。アーノルドクラシックでは2018年から新たに設けられました。

クラシックフィジークは簡単にいうと、「最近のボディビルダーって、筋肉でかすぎじゃね?健康的じゃなくね?」という意見がいろんなところで強くなって作られたとのこと。

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ただ、今度はクラシックフィジーク競技者がどんどん肥大化してるから、問題の解決になっていない気がするけどな。

その他

  • フィットネス
  • フィギュア
  • ビキニ
  • 車椅子ボディビル

ボディビルやフィジークなどに比べると細めの女性たちが出場するのがフィットネス、フィギュア、ビキニです。

車椅子のボディビル競技もあり、上半身の筋肉で競います。

 

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ここらへんがアメリカらしくて好きだなぁ。

アマチュアクラス

競技カテゴリ自体はプロと同じですが、アマチュア選手もアーノルドクラシックに出場することができます。
ここでいう「アマチュア」とは、IFBBにプロとして認められていない選手のこと。

早い話が、ステロイドを使わずに発達させた筋肉で競うということです。

実際にはステロイド使用者が出場することも多々ありますが、最近の傾向では、明らかにステロイドを使ったような身体の選手は決勝に残れないそうです。

アマチュアクラスで活躍する日本人選手たち

日本のボディビル選手はアマチュアクラスに出場し、上位の成績を収めています。

ボディビル
  • 鈴木雅 80kg級:優勝(2016)、準優勝(2017)
  • 須山翔太郎 75kg級:4位(2017)
    ※敬称略

80kg級という体重が重たいクラスでの優勝は、日本人としては本当に快挙・・!

また、メンズフィジーク部門では、2人の日本人選手が優勝しています。

メンズフィジーク

マックス

すごすぎ。

なお、アーノルドクラシックで活躍する日本人選手は他にもいます。

関連記事:日本人選手が大活躍!アーノルドクラシック2017の結果

まとめ

最後にまとめますね。

まとめ
  • アーノルドクラシックとは、アーノルドシュワルツネッガーが1988年から始めたスポーツイベント
  • ボディビル、フィジーク競技がメイン
  • 日本のボディビルダーやフィジーカーの優勝経験がある

今までミスターオリンピアしか見ていなかった人は、アーノルドクラシックもチェックしてみてくださいね!