今回は、以前書いた記事「アナバイトパウダーのレビュー」に引き続き、海外サプリメント通販会社のサウスランドファーマシーさん(通称「サウスさん」)とのレビューコラボ記事です。
この記事を読んでいるあなたは、おそらくこれまでにカーボドリンク(炭水化物ドリンク)を飲んだことがあると思いますが、今まで試した製品の中で、どれが良かったですか?
私は自分が相当なカーボドリンクジャンキーだと自負していますが、今回試したギャスパリニュートリション社の「グライコフューズ」は、これまでの比にならないくらい、お気に入り商品になりました。
「これからずっとお好きなカーボドリンクを提供しますよ」とどこかの優しいサプリメント会社さんに言われたら、間違いなくグライコフューズを選びます(そんな会社ないけど)。
ということで、レビューを始めていきましょう!
開封してみよう
ジャンっ!
いつも言っていますが、ギャスパリの製品はどれもパッケージがカッコいい・・・。
上から見てみる。
フタをとってみる。
開けてみる。
アメリカの製品は、色が濃いサプリが多いのですが、ギャスパリは自然な感じです。匂いもほとんどありません。
- 1パッケージ:1680g
- 1杯約28g(約60回分)
グライコフューズを試してみた感想
使ってみた感想を一言でいうと、
カーボドリンクの中でも、1番といっていいくらいお腹がタプタプせず、パワーが持続する。そしてめちゃウマい(ストロベリーキウイ味)。
です。
すいません、グライコフューズの魅力が溢れすぎて、一言にまとめきれませんでした。
クラスターデキストリンを使用しているのでお腹がきつくならない
グライコフューズに含まれているのは、江崎グリコが開発した、「サイクリッククラスターデキストリン(CCD)」と呼ばれる炭水化物です(名前が長いので「クラスターデキストリン」や「CCD」と呼ばれることが多い)。
クラスターデキストリンは、お腹がタプタプならずに飲めるのが良いところ。
というのも、普通のカーボドリンクをトレーニング中に飲んでいると、けっこうお腹が貼ってしまうことが多いんですよね。
一般的なカーボドリンク(炭水化物ドリンク)は、果糖・ブドウ糖・デキストリン・マルトデキストリンなど、色々な種類の炭水化物が単体で配合されていたり、まとめて含まれていたりします。
これらの中でも、クラスターデキストリンは特にスポーツに向いているんです。
江崎グリコさんのHPによると、
エネルギーと水分を同時にかつ速やかに補給できる理想的なスポーツドリンクの設計には、摂取後、胃から小腸へ早く移送されるような適正浸透圧(150mOsm程度)が必要です。
クラスター デキストリンは高濃度水溶液でも浸透圧が低いため、最終製品を低浸透圧に設計することが容易です。
マウスを用いた実験の結果、クラスター デキストリンは持久力増強効果やグリコーゲン回復効果を有することもわかっています。 また、ヒト試験においても持久力増強効果が得られる事を確認しています。
クラスター デキストリンを用いることにより、様々な目的に適したスポーツドリンクの設計が可能です。
と紹介されています。
つまり、
胃に負担をかけずに効率的に吸収できる
ってことなんですね。
にしても、日本のクラスターデキストリンが世界レベルのギャスパリニュートリション社に使用されているのも、なんだかウレシイ気分です。
パワー/スタミナが持続してトレーニング後半でもレップ数が減りにくくなる
あくまでも個人的な感想ですが、やはりグライコフューズは他のどのカーボドリンクよりも優秀で、トレーニング後半でもバテません。
通常だと4種目めや、5種目めくらいになると体がしんどくなってきてレップ数も減ってくるのが普通です。
ですが、それでもパワーが感じられるのがグライコフューズ。ほんとにスゴイ・・・。
あんまり褒めすぎるのも恥ずかしいのでここらへんにしておきますが、あなたがもし私のようにサプリジャンキーなら、一回使ってみるだけでハマると思いますのでご注意を。
グライコフューズの成分
ただクラスターデキストリンを使用しているだけなら、グリコの「CCD」を飲めばいいのですが、さすがギャスパリ、それだけではありません。
ギャスパリこだわりの特許成分が含まれている
グライコフューズには、CCDの他に、特許成分が2つも含まれています。
一つ目は、「Calci-K®(カルシケー)」と呼ばれる、カルシウム・カリウム・リンの複合体です。簡単に言うと、吸収されやすい成分で、アルビオンという会社が特許を取得しているほど。ギャスパリはこのカルシケーを以前紹介したアナバイトパウダーでも、アミノラストでも使っています。
二つ目は、特許成分のキレート化されたマグネシウムです。難しくなるので詳細は控えますが、こちらも「体に吸収されやすいマグネシウム」だと理解すれば大丈夫です。
では、一体なぜギャスパリはこれらの成分を配合したかと言うと、
CCDと組み合わせることで、より体に吸収されやすくなり、パワーが持続する
ように設定したとのことです。
参考:GLYCOFUSE by Gaspari Nutrition
ちなみにいうと、これらの栄養素は電解物と呼ばれるもので、トレーニング中の汗で体内から失われやすい成分です。体から失われると筋肉が痙攣したり、疲労が早く溜まったりするので、その症状を防ぐためにもグライコフューズは使えるということですね。
飲み方
公式の発表では、1杯(28g)に対して約240−350mlの水に溶かす、とされています。
ですが、個人的にはそれだとかなり味が濃くなると感じました。1杯に対して、500mlくらいの水がちょうどいいかなと思います。私はいつも2杯摂るので、約1〜1.2リットルの水に溶かしていてしっくりきていますね。
グライコフューズはほとんどが炭水化物でできているので、トレーニング中ならアミノ酸を入れたり、BCAAを入れたりすると筋肉が効率的に作られるのでおすすめです。
山岸秀匡選手はどう飲んでいるのか?
ギャスパリニュートリション社と契約中のプロボディビルダー、山岸秀匡選手は、グライコフューズをトレーニング前に1杯、トレーニング後にも1杯飲んでいるそうです。
パワーの持続をさせるためにトレーニング前に飲み、トレーニング後には筋肉を素早く回復させるために摂取しているというわけですね。体作りのお手本のような飲み方です。
参考:Hidetada Yamagishi IFBB Pro
グライコフューズはこんな人におすすめ
- 美味しいカーボドリンクを探している人
- だんだんトレーニングに慣れてきて、次のレベルに行きたい人
- ワークアウト中に体力がなくなり、バテてしまう人
- 運動中に筋肉がつりやすい人
- ワークアウトをもっと追い込みたい人
トレーニング中にはカーボドリンクを摂らない派の人もいますが、いつも「もったいないなぁ」と思います。だって、トレーニング中に飲むだけで筋発達が促されるという研究があるくらいですからね・・・。
引用:カーボドリンクとアミノ酸をトレーニング前後に摂取すると751%効果アップ
オススメはストロベリーキウイ味
グライコフューズはオレンジマンゴー味、ストロベリーキウイ味、ノンフレーバーと3種類あります。その中でもオススメは、ストロベリーキウイ味です。ギャスパリニュートリション製品を買う時に迷ったらストロベリーキウイを選んでおけば間違いありません。