さてさて、やっとサウスランドファーマシーさんとのサプリメントレビューコラボ企画の記事が書けました。
第一弾は以前に予告していたとおり、アメリカのトップブランド「ギャスパリニュートリション」の「サイズオン」。
これは何かというと、「究極のバルクをつけるための”オールインワン”ドリンク」です。わたくし、いつも商品のレビューをするときは裏を取ったりなどかなり調査するのですが、調べれば調べるほど、サイズオンの「異常さ」がわかってきました。
これはね、もうバケモノですよ。
ギャスパリはなんちゅうもんを創りだしたんだ。サプリ大国アメリカでもトップブランドと言われる理由がわかった気がします。
サイズオンとは?
ちょっと前にサウスランドファーマシーさんから届きました。
なんともアメリカっぽい適当なダンボール(笑)。
こんな感じに。
味はグレープクーラー風味を選びました。海外のグレープ系は当たりハズレが激しいのですが、ギャスパリは味を作るのが上手なので安心感があります。
スプーンがでかすぎるだろ(笑)。ちなみに1杯で68gです。粉はすごくサラサラしてます。
水に溶かしてみるとこんな感じに。ちょっと泡立ちますが、すぐに消えます。
表現は悪いですが、泥みたいな色です(笑)。
味はさすがにアメリカのサプリメントだけあって、少し甘め。でも水を多くすれば全然いけるレベルです。
さて、それでは内容を見ていきましょう。
バルクアップを促す「プテロスチルベン」配合
「プテロスチルベン」はサプリメントを飲みまくっている人でも聞いたことがないと思います。という私もあんまり知らなかったので、調べてみました。
簡単に言うと、
- インスリン分泌が促進される
- 脂質の代謝が高まる
というもの。
プテロスチルベンで、太ったラットの体脂肪が約15%~22%減ったという研究結果もあります。
この研究によると、プテロスチルベンを与えたラットの脂質組織では脂質の生成が抑えられて、脂質の分解への工程に必要な酸化が増えたとのこと。
難しく聞こえますが、「脂肪の増加が食い止められて、脂質の分解を促している」っていうことなんですね。
引用:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25083823
このプテロスチルベン、まだまだ効果がありまして、抗酸化作用やがんの抑制なんかもあるらしい。
いわゆるアンチエイジングですな。
これは色んなメーカーが飛びつきそうです。
特許出願中の炭水化物ブレンド
ギャスパリお得意の特許戦略ですね。
比率などの詳細はわかりませんが、パラチノース、D-グルコース、トレハロース、プテロスチルベンをブレンドして、長時間エネルギーを維持することが可能になっているとか。
ちなみにパラチノース、D-グルコース、トレハロースはどれも「ゆっくり吸収されるタイプの糖質」です。
「組み合わせだけでそんなに変わるの?」と最初は疑っていましたが、これがとんでもなかったです。後で詳しく話します。
アミノ酸よりも吸収が早い、ホエイ加水分解物を使用
ホエイ加水分解物とは一体何なのかというと、「アミノ酸よりも吸収の早いプロテインの一種」です。
「加水分解ホエイってなんやねん」という人はこの説明がわかりやすいかと思います。
(ホエイプロテイン・ハイドロリセート:WPH)
濃縮、あるいは分離されたホエイたんぱく質を加水分解すると、たんぱく質をつくっていた長い鎖が切断され、細かく分かれる。この形態のホエイを摂ると、いわば消化の一過程を終えた状態で体内に取り入れることになるので、消化がより速く進む。
こうした特長を持つ加水分解ホエイたんぱくは、分離型よりさらに消化吸収の時間が短縮され、ワークアウト後に摂るたんぱく質として最高ということになる。だがその分、価格は高くなる。
加水分解の過程でアミノ酸の結合の3~50%が分解される(結合が分解されている度合いは味でわかり、たんぱく質が細かく分解されているプロテインは苦味がでる傾向がある)。成分表示の最初に加水分解ホエイたんぱく質の表示がある製品を選ぶようにしよう。
といっても、ホエイ加水分解物自体はそこまでの量は含まれていないので、トレーニング後は別のホエイプロテインなどで補給するのがベストでしょう。
クレアチンが3種類もブレンドされている!
サイズオンにはなんと、3種類のクレアチンがブレンドされています。その中でも注目すべきはこれ、「クレアチンMagnaPower®」
「クレアチンMagnaPower®(マグナパワー)」という、なんとも効果がありそうな名前ですね(笑)。
私もそこまで詳しくなかったので調べてみました。
メーカーの言葉を借りてシンプルに言うと、「クレアチンモノハイドレートよりも吸収が良く、力を発揮できる」クレアチンとのこと。ちなみに特許を取得しています。
そのメーカーとは、「ALBION(アルビオン)」という会社。
1956年から続くミネラルに強い企業だとか。
ちなみに、アルビオン社のミネラルはアミノラストにも入っています。
参考【効果レビュー】ギャスパリニュートリション「アミノラスト」は国産アミノ酸サプリを凌駕する
いやぁ、ここまでするなんて私は感動しています。
(ここまでミネラルだけで感動するのも私くらいでしょうが・・・)
なんといってもこのクレアチンMagnaPower®、ローディングの必要がありません。
クレアルカリンといい、クレアチンMagnaPower®といい、ローディングが必要ないクレアチンがどんどん流行ってきていますね。
「じゃあなんでこの成分がこんなに良いの?」という話になるのですが、その構造に秘密があるそう。
細かく言うとキリがないので簡単に言うと、クレアチンとマグネシウム(特許)をくっつけているからだとか。
特許成分なのでこのくらいしか調べられず、わかりませんでした。
ちなみにあとの2種類のクレアチンは、クレアピュア®と、ニナトリウムクレアチンリン酸です。
クレアピュア®は「クレアチンといえばこれ」という鉄板モノ。
ニナトリウムクレアチンリン酸は調べてもよくわからなかったのでスルー(笑)。
◎その他にも成分満載
BCAAやロイシンも入っているので、筋肥大効果を狙えますし、回復を促すLOLA™(オルニチン・アスパラギン酸の組み合わせ)やタウリンも配合されています。
どうですか?
私がサイズオンを「異常」と呼ぶ理由がわかってきましたでしょうか・・・。
サイズオン:成分詳細
詳細も載せておきます。
サイズオン 成分内容(付属のスプーン1杯68g中)
- カロリー:190kcal
- 炭水化物:40g
- タンパク質:7g
- 脂質:0g
- コレステロール:15mg
- ビタミンC:60mg
- チアミン:10mg
- リボフラビン:7.6mg
- ナイアシン:50mg
- ビタミンB6:16.8mg
- 葉酸:200mcg
- ビタミンB12:75mcg
- パントテン酸:9mg
- マグネシウム:45mg
- カルシウム:51mg
- リン:103mg
- ナトリウム:280mg
- カリウム:125mg
- SizeOn Proprietary ブレンド 63g
- Outlast Insutropinマトリックス
パラチノース、D-グルコース、トレハロース、Pterostilbene(プテロスチルベン) - Protein Synthesis Accelerationマトリックス
ホエイプロテイン、L-ロイシン、L-イソロイシン、L-バリン、L-オルニチン、L-アスパラギン酸 - PhosphoDriveエンデュランスコンプレックス
クレアピュア、クレアチンMagnaPower、二ナトリウムクレアチンリン酸 - OsmoDrive Advanced Hydrationコンプレックス
L-タウリン、グリセロリン酸ナトリウム、グリセロリン酸カルシウム、グリセロリン酸カリウム、Sustamine、マグネシウムグリシルグルタミン
3週間ほど使ってみた感想は?
ここからが使ってみて体感したことです。
まずバテない
まあ、まずバテません。すごいのなんの。さすがサプリ大国アメリカのトップレベルブランドですな。多くのボディビルダー、フィジーカーが契約しているのもうなずけます。
「ヤバい!スタミナが切れてきた!」という状況は、トレーニングあるあるの1つ。これは誰でも経験があるはず。
でも、それがなくなります。普段からがんがんトレーニングを追い込む人は逆に注意しないといけないくらい、リミットがハズレます(ドーピングという意味じゃなくてね)。
足のトレーニング後半のスクワットやランジ、背中の日のデッドリフトなどなど、心肺能力的にもパワー的にもしんどい時にはうってつけというわけですな。
クレアチンで力も続く
先程も言ったとおり、3種類のクレアチンが入っているのでパワーが出ます。いや、「パワーが2時間トレーニングするときでも持続する」と言ったほうがいいかも。
高重量でトレーニングする人、例えば5〜8RMくらいでセットを組んでいる人はかなり体感できると思います。
回復が早い
トレーニング後の糖質摂取はもはや当たり前なのですが、サイズオンはタウリンやアスパラギン酸、オルニチンなどの回復系成分も配合されているので、トレーニングからの回復がさらに早くなるような気がしています。
体力をめちゃくちゃ消耗する足のトレーニング日なんかには必須です。
パンプする
サイズオンはパンプも促してくれます。3種のクレアチンや糖質から来るものなのでしょうが、これはけっこういい感じです。
具体的には、(とてもマニアックですが)僧帽筋中部、下部あたりの効きがよくなりました。
上腕二頭筋も「これでもか」というくらい効きが良くパンプします。
つまり、「苦手な部位に効いている感覚を掴める」っていうことなんですね。
減量中でも飲める
バルクアップシーズンにももちろん良いですし、減量シーズンで炭水化物を減らしている時にいいでしょう。
炭水化物が足りなくて力が出ない時も、サイズオンをトレーニング中に飲めばスタミナが続きます。
プロのボディビルダー「山岸秀匡選手」も使用
日本人でただ一人、アメリカでプロボディビルダーとして活躍する山岸選手。
彼のサプリメントスポンサーは「ギャスパリニュートリション」です。よって、同選手も使用しています。
サイズオンがおすすめな人は?
初心者はちょっとわかりづらいかもしれませんが、トレーニング経験者にとてもおすすめですね。特に普段から炭水化物ドリンクを飲んでいる人は効き目の違いに驚くことかと思います。
サイズオンがオススメな人はこちら。
- ガチガチのボディビルダー、フィジーカー
- トレーニング後の栄養補給をさらに充実させたい人
- いつも2時間くらいがんがんトレーニングしている人
- 疲労がたまりやすい人
- トレーニングの疲労が抜けない人
- 高重量を扱う人
- 脚トレでバテたくない人
飲むのと飲まないのとでは半年〜1年後くらいに大きな差がでそうです。
サイズオン:飲み方
使用方法を見ると、1回あたりスプーン1杯(68g)を水600〜800mlに溶かして飲むと書いてあります。
ただここでちょっと問題が。先ほども紹介した通り、スプーンがめちゃくちゃデカイんですよ、これ。
スプーンがデカすぎてスクイズボトルの口に入らないので、粉を入れることができないんです。アカンやん(笑)。
私が使っているボトルは口が大きいほうなのですが、それでも入らない。口が広いHALEOのサイクロンシェイカーなら大丈夫でした。
なので、私はバルクスポーツのプロテインを買った時についてくるスプーンで準備しています。
これ、ほんと使いやすいんです。
摂取タイミング
タイミングとしては、通常の炭水化物ドリンクと同じような感覚でOK。
具体的に言うと、トレーニング中から後にかけてですね。減量中ならトレーニング後だけにしてもいいかもしれません。
気をつけたほうがいいかもしれないこと
サイズオンと他のサプリメントは混ぜないほうがいいかもしれないです。というのも、サイズオンを飲んでトレーニングをした後にプロテインを飲むと必ずお腹が痛くなるんです。
サイズオンだけを飲めばなんともならないし、逆にプロテインだけを飲んでも何も問題ありません。ですが混ぜたらお腹がかなり張って痛いし、オナラも止まらんのですわ(笑)。
私は乳糖不耐症なので、乳糖が入っているプロテインは飲めません。私はトレ後はバルクスポーツのアイソプロをいつも飲んでいるのですが、これは乳糖がカットされているので、お腹が痛くならないんですよ。
乳糖が悪さをしていないとしたら何が悪さをしているんだろう??色々調べましたが理由がわかりません。どなたか心当たりがあればツイッターまで連絡をください。
ですが対策方法も見つかりましたので一応書いておきますと、「分けて飲む」ことです。
サイズオンを飲みながらトレーニングを終え、20〜30分くらい時間をあけてプロテインを飲むと特に問題はありませんでした。
※これは体質によると思うので、まずは自分で試してみてください。
フォロワーさんから「おにぎりを食べてからサイズオンを飲むとお腹が痛くならなかった」という情報が届いています。
便が緑に色になる?
ツイッターで質問を受けたのですが、サイズオンを飲むと便が緑になるといった経験は、私にはありません。
おわりに
もしあなたがバルクアップをしたいなら、サイズオンは協力な味方となってくれるはずです。なんたって、プロのボディビルダーが使用しているんですからね。