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山岸秀匡がダラスショーで優勝:Mrオリンピア212の出場資格を獲得

2019年6月9日に開催された「Europa Dallas show」にて、IFBBプロボディビルダーの山岸秀匡選手が優勝。ミスターオリンピア2019、212クラスへの出場資格を獲得しました。

山岸秀匡選手が212にカムバック

 

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同選手はアーノルドクラシック2016、212クラスで優勝しています。

しかし、もともとはオープンクラスの選手。
2018年は、オープンクラスへ再び挑戦し、アーノルドクラシック2018(AUS)では5位を獲得しました。

関連:【アーノルドクラシックAUS 2018】ローリーウィンクラーが優勝、山岸秀匡選手は5位入賞

そして今回、同選手が212クラスへカムバック。皮一枚のパリッパリなコンディションで他を圧倒し、見事ミスターオリンピアへのクオリファイ資格を獲得しました。

「今まででもっとも簡単な調整だった」

ボディビル関連YouTubeチャンネル「RxMuscle」のインタビューに対し、山岸選手が今回の調整について語りました。

ー今回のコンディションは今までで最高の絞りでしたね。アンビリーバボーでした!

同選手:調整が順調に進みました。ミスターオリンピア(212ポンドクラス)のクオリファイを得ることができて嬉しいです。

ー去年はなぜオープンクラスで出場したんですか?

同選手:オープンクラスはずっと好きなんです。それに、ミロスが帰ってきたので、また一緒にやりたいと思って。それが私の原点ですから。
※山岸秀匡選手はミロス・シャシブの指導を受けてアメリカでプロボディビルダーとして実力を伸ばした

ー今回は212クラスに戻ってきたわけですが、タイトルが空いてるからチャレンジしがいがあると思ってのカムバックですか?

同選手:フレックスルイスがオープンクラスへ移動したのはみなさんご存知だと思います。つまりタイトルがオープンなわけですね。良いタイミングで戻ってこれたと思います。今年の212は激しい戦いになるでしょうね。

関連:Mr.オリンピア2018 212ポンド結果:フレックスルイスが7連覇。今後はオープンクラスに挑戦へ

ー今回は、今までで最高の絞りだったと思います。疲れたんじゃないですか?

同選手:いえ、実際、今までもっとも簡単な調整でした。というのも、去年は肩の手術をして、トレーニングへのモチベーションが下がっていたんですね。トレーニングはしていたけど、ハードにしているわけではありませんでした。

食事も1日1〜2回が数ヶ月続いて、体重が30ポンドも落ちました。そのせいで、4月に調整を始めたのですが、その時点ですでにかなり絞れていたんです。今回の調整では、体重を減らすのではなく、体重を増やしました。だからかなり簡単でしたね。摂取カロリーを増やす必要がありましたよ。

4月1日に調整を開始したので、2ヶ月と1週間の調整期間でした。開始時の体重は200ポンドだったのですが、最終的には205ポンドにまで増えました。

ー調整を進めるうえで、今までと何か変えたのですか?

同選手:何事もやりすぎないように注意しました。もう45歳なので、あまり過激なことはできません。有酸素運動も長くて40分ほどでした。詳しくは言えませんが、アイリスカイルの知識を借りて、いろんなエクササイズをしました。臀部やハムストリングスがかなり良くなりましたね。

ーアイリスカイルはオリンピアに戻って来ますか?

同選手:彼女には競争できるステージが必要だと思います。それはオリンピアしかないでしょうね。
※アイリスカイル:女子ミスターオリンピアを10連覇したレジェンド

ー(アイリスカイルは)来年はオリンピアに出そう?

同選手:そうなればおもしろいですね。戻って来るべきだと思います。

ー日本でもプロショーを始めたそうですね?

同選手: 5年前から「NPCJ」という団体といろいろやっています。今年はリージョナルプロショーを20回開催しますし、そのうち2つはプロクオリファイが獲得できるショーです。2019年5月に開催したショーでは4人のプロが出ましたよ。11月にはもうひとつのプロショーがあります。日本だけじゃなく、アジアや世界を巻き込むことができて嬉しいですね。

ーアジア大陸で「ビッグビジネスガイ」になってるんですね(笑)

同選手:日本でIFBB PROショーを開くのは長年の夢でした。2018年はものすごい盛況ぶりでしたよ。日本人は物静かな性格なんですが、このときは本当に盛り上がりました。クレイジーでした。

ー今後、日本からたくさんレベルの高いプロ選手が出てくることを期待していいですか?

同選手:日本のアマチュアフィジーク選手はすでにかなり高いレベルにきています。日本人のプロボディビルダーは15年ほど私ひとりだけだったのですが、今年は新たに1人出ました。

ーなぜこれまで日本からプロ選手があまり出てこなかったんでしょうか?

同選手:機会がなかったんです。プロになるシステムもなかったですから。でも今はNPCJがありますし、プロショーが開催されています。今後はもっと増えてくるでしょう。

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