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筋力が強いのはどっちだ?ボディビルダー VS パワーリフターの筋力戦争が勃発!

土俵が違うのでなんとも言えないのですが…。

海外のYouTubeチャンネル「STRENGTH WARS」にて、ボディビルダーとパワーリフターの筋力勝負が公開されています。

ボディビルダー VS パワーリフター 筋力マッチの内容

勝負内容は次のとおり。

対決内容

・ベンチプレス 100kg 20回
・懸垂(重り+20kg)20回
・スクワット120kg 20回

これらの種目を早く終えたほうの勝ちです。
いやいや、対決内容のレベル高すぎじゃないですか・・・?

ネタバレになってしまいますが、ベンチプレスの時点からパワーリフターの圧勝モードで試合が進みます。先に終わったパワーリフター、余裕ありすぎてボディビルダーを応援しちゃってますからね。

そりゃそうです。普段からボディビル的なトレーニングをしている筆者からすると、「いや、パワーリフターに勝てるわけがないでしょ」と思いながら対決を眺めていました。

というのも、パワーリフティング的トレーニングと、ボディビル的トレーニングの目的はまったく異なるからです。

動画を見ているとそれは明確。

  • パワーリフターの動きは早めで、筋肉に効かせていない
  • ボディビルダーはゆっくりで、筋肉に効かせている

パワーリフティング的トレーニングの目的は、いかに重たいウェイトを挙げられるかどうか。極端に言ってしまえば、記録が更新できれば、別に筋肉は太くならなくてもいいんです(結果として筋肉は大きくなるのだけど)。

一方で、ボディビルトレーニングの目的は、筋肉がいかに理想的な形・大きさになるかどうかだけ。重たいウェイトを挙げるのは目的ではなく、手段になるんですね。

ボディビルダーがパワーリフティング的な挙げ方をしても、普段からそのようなトレーニングをしていないため、すぐにはできません。きっと動画に登場するボディビルダーは、無意識に筋肉に効かせているのでしょう。スクワットを見ていると顕著にわかります。

(※効かせる:ゆっくりした動きで筋肉を刺激を与えること)

関連:ボディビル、パワーリフティング、ウェイトリフティングの違い

気持ちは痛いほどわかります。筆者もどちらかというとボディビル的なトレーニングをするので、いきなりスピードを早めようとしても、体が自動的に「効かせるモード」に入っているため、そのクセが抜けないのです。ええ、わかってますよ、スポーツには絶対に向かないトレーニング方法なんてことは…!

ボディビルダーを擁護するわけではないのですが、これはただ単に土俵が違う勝負になっています。クロールの選手が、平泳ぎの選手に勝てないのと一緒です。水泳やったことないけど。

ボディビルダーでも筋力が強い人はもちろんいますが、重たいウェイトを挙げることを普段からやっている選手に勝てるわけがないのです。

とはいえ、おもしろい対決で楽しめる内容になっています。
どちらのトレーニング方法も最高ということで、この論争に決着をつけたいと思います。