「ミスターオリンピア2018」直前の、フィル・ヒースのインタビューが公開されています。8回目の優勝に向けて、これまでで1番気合いが入っている「フィル・ヒース」のようすをお届けします。
フィル・ヒース「絶対に8回目のタイトルを獲りたい」
ーー多くの人があなたの勝利を期待しています。
フィル:みんながそう思ってくれるの嬉しいね。その願いを叶えるのは僕の仕事だ。ここにはバトルをするために来ている。「リー・ヘイニー」や「ロニー・コールマン」のような、偉大なボディビルダーたちが残した記録(オリンピア8連覇)に並べるチャンスがあることに、すごく興奮している。
みんながインスパイアされてるボディビルダーだしね。とてもハッピーだし、新しい体を見せられることにとてもワクワクしている。
ーーどの部分が最もインプルーブしましたか?
フィル:僕には3つの特徴がある。コンディション、セパレーション、全体的なフルネスだ。これらをすべて持つと自負している。2017年のコンテストプレップ(準備)はとても大変だったけど、今年は良い調整ができた。とてもクールなものを見せられると思うよ。
ーー「ドリアン・イェーツ」や「ロニー・コールマン」は怪我をして、肉体が大きく変わってしまいました。ですが、あなたは怪我をしてもあまり変わってないように見えます。今までで1番良い体を作れたんじゃないですか?
フィル:そうだね。いつもはやらないけど、今回はいろんな場所(ネットなど)で自分の体を公開したよ。僕は少し古風なスタイルが好きで、けっこう物事を隠したい性格なんだ。これまでのチャンピオンも、みんなステージの時だけ体を見せるスタイルをとっていたよね。僕もそっちタイプなんだよ。
体を見せることで、もちろん、良い評価や悪い評価も得る。でも、今はとてもフォーカスしてるし、ポジティブだ。僕たちのチームも1つにまとまっているし、金曜日や土曜日のバトルの準備は完璧だよ。8回目のオリンピアを取りたいね。
ーーこれまでになく自信を持っているように見えますね。ファンはあなたの体を見れることを楽しみに待っています。
フィル:勝ったら勝ったで、ジャッジだけじゃなく一般の人たちからも批判的な評価を受けることがある。
でも、それをいつも12ヶ月で修正することができている。コーチの「ハニー・ランボッド」と協力して、成長することができたと思う。「3Dルック」という言葉は、もともと僕に使われていた言葉だ。だから、「3Dルック」としてキングでありたいね。
3Dルック:筋肉が発達し、立体的に見える体
ーーこれからもずっと勝ちそうですね。
フィル:勝つということよりも、「どんなふうに勝ったのか」が重要なんだ。圧倒的な勝利なのか、僅差での勝利なのか。もし、このまま問題なくやれるなら、あと7〜8年は現役を続けられると思うよ。ただし、今の僕の仕事は8回目のオリンピアタイトルを取ることだけだ。9回目や10回目については、8回目の後に考えるよ。
今まで、僕が「記録を塗り替える」と言ったらみんなに笑われてきた。でも、ずっと自分の体で証明してきた。生きた証だね。他人は「お前になんてできっこない」と言うけど、今回は絶対に勝ちたい。初めてオリンピアのタイトルに挑戦した時よりも、ずっと勝ちたいと思ってる。
フィル・ヒース、8連覇なるか
「あと7〜8年は現役を続けられる」というフィル・ヒース。もしそうなったら、15、16連覇といった大記録を打ち立てる可能性もあるかもしれません。いや、さすがにそれは厳しいか…?
いずれにせよ、フィル・ヒースが8連覇を成し遂げるのか、注目です!