これはイイですね。
今回はゴールドジムの「アミノコンプレックス」というサプリメントを1ヶ月試したのでそのレビューです。
最近での筋トレ系サプリメント業界では、「いかに早く筋肉に栄養を届けらるか」というコンセプトのサプリが流行りつつあると感じています。
その中でもゴールドジムという、国内トップボディビルダーが集まる会社から販売されているのが、アミノコンプレックス。
「ホエイプロテインよりも早く筋肉へタンパク質を送り込めるので、筋肥大に効果的」というのが売りです。
【追記 2018/09/08】現在では使って3年になりました。毎月購入しているわけではないですが、定期的に使うほどお気に入りです。
ホエイペプチドとホエイプロテインの違い
そもそも、ホエイペプチドって何なんでしょう?
すごくシンプルに言うと、
「半分消化されたホエイプロテインアイソレート」
です。つまり、消化の必要があまりなく、吸収がとても早いのが特徴です。
通常のホエイプロテインは摂取してから、胃での消化を経て、筋肉へ送り届けられます。よって、ホエイプロテインが吸収されるのは、摂取してから約60〜90分後です。
摂取→消化→吸収
一方で、「ホエイペプチド」という成分は、「加水分解」という特殊な製法を使用して作られていて、最初から半分消化されているようなイメージです(もちろん、実際には消化の段階を経ます)。
摂取→吸収
筋トレ後の体は「今、大至急でタンパク質を吸収しなければいけない」状態です。ホエイプロテインのように、「60〜90分後に吸収されるのでは少し遅いんじゃないか」ということで、今、ホエイペプチドが注目されているのです。
ここで「アミノ酸とはどう違うの?」という疑問が湧くかもしれませんが、大きさでいうと
- アミノ酸→ホエイペプチド→ホエイプロテイン
この順に大きくなります。
「じゃあアミノ酸のほうがいいのでは?」と思うかもしれませんが、はっきり言ってここまで来ると体感的な大差はありません。私自身、アミノコンプレックスはもうアミノ酸系のサプリメントとしてとらえてます。
まとめると、ホエイペプチドは今すぐに栄養が必要なトレーニング中や後にはうってつけのサプリメントということです。
ホエイペプチドはホエイプロテインよりも筋肉合成を促進する
ホエイプロテインよりもホエイペプチドを摂取したほうが、筋肉の合成を促進するといったデータを見つけました。
この論文をざっくりまとめます。
- 順天堂大学と雪印メグミルクが合同で実験をおこなった
- ホエイタンパクよりも、ホエイペプチドのほうが筋肉の合成を促進した
- ホエイペプチドは運動後30分〜60分以内に摂取するとよい
こうやって研究結果として見てみると、やっぱりトレ前〜中〜後はアミノ酸、というのが今後はスタンダードになっていくと確信しました。
追記 2018/09/08:この記事を作成したのは2015年ですが、記事執筆時点の2018年では、アミノ酸(EAA)サプリが非常に増えてきました。
アミノコンプレックス 開封の義
Amazonで購入。いつも通りすぐ届きました。金色がかっこいい。
パウダーはこんな感じです。サラサラしすぎず、固まりすぎず調度良いです。
アミノコンプレックス(15g)と水(250ml)を混ぜるとこんな感じに。すぐ溶けました。
味はヨーグルト風味で、軽く甘酸っぱいです。好みが別れるでしょうが、私はかなり好きな味です。
※ちなみに使用しているのはHALEOのサイクロンシェイカー。水が直感的に測りやすく、特殊形状でとく溶けます。
アミノコンプレックス:成分
100gあたりの成分はこんな感じになります。
エネルギー | 376kcal |
タンパク質 | 71.9g |
タンパク質(無水物換算値) | 73.7g |
脂質 | 1.3g |
炭水化物 | 19.2g |
ナトリウム | 376mg |
ビタミンB1 | 3.8mg |
ビタミンB2 | 4.8mg |
ビタミンB6 | 5.7mg |
ビタミンB12 | 16ug |
ナイアシン | 39.3mg |
パントテン酸 | 19mg |
タンパク質が約73%で、その他はタンパク質の吸収を良くするビタミンB群。ホエイペプチドを入れているので、値段もちょっと高めです。
タンパク質系のサプリメントは、分子が細かくなればなるほど、値段も上がります。
プロテイン→ペプチド→アミノ酸、の順に価格が上がっていく感じですね。
体感を求めるサプリではない
体感はなく、普通のプロテインを飲むのと変わりありません。BCAAやクレアチンのように、トレーニング効果を一時的に上げることができるといった類のサプリメントではないですね。
ただ、やはり消化の必要がほぼないぶん、飲んでもお腹がふくれません。
アミノコンプレックスの飲み方
基本的にはアミノ酸と同じ飲み方をすればいいでしょう。私はこんなふうに摂取してます。
トレーニング前:
- BCAA10g
- クレアルカリンEFX 2粒
トレーニング中:
- グリコ CCD 40g
- アミノコンプレックス15g
トレーニング後:
- グリコ CCD 40g
- アミノコンプレックス15g
- バルクスポーツアイソプロ(ナチュラル)30g
私は新しいサプリを試すのが好きなので頻繁に変わりますが、根本的な部分は変わりません。アミノ酸系サプリ、炭水化物、クレアチン系サプリは必ず毎回摂取します。
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アミノコンプレックスはどんな人におすすめか?
アミノコンプレックスはボディビルで有名のゴールドジムから販売されているということもあり、多くのボディビルダーが摂取しています。
国内製造なので、「海外の安いアミノ酸系サプリメントを取りたいけど、中身の成分がやはり怖い、、、」という人は選択肢として考えてみてください。ドーピング検査が厳しいことで知られるJBBF(ボディビル団体)に出場しているような選手が使用しているので、そこは安心して良いでしょう。
他には、こんな人におすすめです。
- 予算をかけてもいいから、効果が高いサプリを摂りたい
- 本気で筋肉をつけたい
特殊な方法で製造されているぶん、価格も通常のプロテインよりは高めです。「予算がかかってもいいから、効果が高いサプリを使いたい」という人にはおすすめです。
逆に、「ちょっと痩せたらいいかな」「少し体が引き締まればいいかな」くらいの方にとっては、アミノコンプレックスはオーバースペックになってしまうかなという印象。
ここでよく聞くのが、「筋肉はつけたいけど、初心者だから必要ないだろうな」という意見。でも、そういった人こそ使ってみてほしいですね。理由はシンプルで、
はやく筋肉がつけば、もっと筋トレが楽しくなる
これだけです。
たくさん筋肉がついたら気分もノッてきて、もっとトレーニングが好きになり、トレーニングを継続するという良いサイクルが生まれます。初心者はできるだけ早く、その良いサイクルにハマれるかがトレーニング継続のポイントだと思います。