今日、誰かの役に立つかもしれない（？）ポエムです。
僕は今32歳なんですが、20代の頃と比べて今のほうがはるかに生きやすく感じています。「でも、なんでなんだろう？」としばらく考えてみました。
もしかしたら今この記事を読む20代の方が、「尖りすぎて自分ですらしんどい」とか、「もっとラクに生きれたらいいのに」とか思っていたら、1ミリくらい役に立つかもしれません。
20代は尖っていてあたりまえ
まず、20代は誰でも尖っているものです。それが人間のデフォルトです。特に男なんてもうめちゃくちゃです。
かくいう僕も、かなり尖っていました。人と同じことは絶対やりたくないし、流行りの服なんて買うわけがない。流行りの歌も聞かない。
「人と同じことをする＝個性がない」みたいな極端な思考をしていました。大学時代は金髪ボウズでしたし。あと親に大金だしてもらって大学に入れてもらったのに遊び呆けてる奴とかも大嫌いでしたね。
今の自分が出会ったなら絶対に友達にはなれないかなぁ・・・。
コミュニケーションもヘタクソ
こんな尖った性格だったものですから、当然、人とまともにコミュニケーションなんてとれません。大学に入学して3〜4ヶ月くらいは孤立していました。
1人で学食で暗い顔をしながら食べてましたね。当時から自分を知る友達には「間違いなくお前の暗黒時代やったで」とよく言われます。
大学時代はブレイクダンスをしていたので、その仲間とはつるんでいました。「こいつらと仲良くしてればいいや」みたいに自分で壁を作っていましたね。無意味なのに。
まぁとにかく「プライドだけが高くて何も出来ないヤツ」って感じでした。
ブレイクダンスのコミュニティの方々にはめちゃくちゃ助けられました。この人達がいなかったら今生きてるかわからないですね、ほんとうに。
会社に入ってもまだしんどい
こんな自分も晴れて新社会人になります。
が、それでもやはりしんどい。社会の仕組みとか、日本社会の生きにくさとか、そういうのに対してイライラしていました。
先輩や上司にたいしても、「もしかして俺のほうができるんじゃないの？」とか思っていたり。ぜんぜんできないんですけどね。
「俺は会社なんて頼らず1人で生きていける！」「絶対に独立してやる！」とか思ってました。
ついにどん底へ
ある会社に転職したとき、会社が合わず心を病んでしまいました。まぁこの流れからすると必然だったかもしれません。
その会社は社長のパワハラがあったりして心を病む社員さんが多かったのもあります。しかし、自分が人間的に未熟だったり、能力の低さがあったのも事実でした。
病院には行っていないのですが、会社に近づくたびに心がバクバクと音を鳴り出し、体が震えていたので軽い鬱やパニック障害だったんじゃないかなーと思ってます。
人生で初めて「もう死にたい」と思いました。
ちなみに余談ですが、このときでもジム通いは欠かさず続けていました。でも、心の治療には役立ちませんでした。
最近では「筋トレは鬱対策になる！」とか言いますが、それは絶対ないです。精神科へ行きましょう。
あれ、なんか自分変わった？
29歳くらいの頃、「あ、自分は1人で生きていくのは無理だわ」って素直に悟りました。観念したというか。それ以来、謎に高かったプライドもすべて溶けてなくなりました。
子どもが産まれたのもあったのでしょう。赤ん坊は絶対に1人では生きていけません。
子どもが育つのを見て「なんだ、人間は最初から人に頼って生きてるのか」という、小学生でもわかりそうな真理に30歳手前で気づくことができました。
それ以降はイライラすることが圧倒的に減りました。流行りの服は基本似合わないので着ませんが、流行りの歌はめっちゃ聞きます。ヒゲダン、King Gnu、あいみょん、いいですよね〜。ほんと、ポケットからキュンです。
もちろん、今でも歩きタバコをしてるやつが目の前にいたらめちゃくちゃムカつきますが、「この道を使うのはやめよう」などと自分でイライラを回避できるようになったと思います。
人を許すことができるようになって、自分を追い込みすぎてしんどくなることも減りました。平和に生きることができて、最近はなんか人生が楽しいですね。
まとめ
僕くらい不器用な人は稀かもしれませんが、「めっちゃ尖ってる自分しんどい・・・」とか思っているなら、別にそのままでいいんじゃないかなぁと思いますね。というか、どうしようもないですもん、それは。
荒治療ではありますが、一度どん底に落ちると変わるのかもしれません。ただそれは本当にしんどいのでオススメしません。
そうですね〜、自分が好きなことをしてる人たちと知り合いになってみてもいいのかなぁ。
筋トレが好きなら、筋トレ好きな人たちのコミュニティに勇気を持って入ってみるとか？
あと、友達にかなり助けられたので、友達は大事にしましょう。
この記事で言いたいことはこんな感じです。
