ステロイドユーザーは記憶力が低下する研究結果

「ステロイドを使用すると記憶力が低下する」ことが、イギリスのノーザンブリア大学の研究により判明しました。

参考:Gym steroid use has impact on memory — ScienceDaily

ステロイドを使用すると記憶力が弱くなる

ノーザンブリア大学は、ステロイドユーザーとナチュラル(ステロイドを使用しない者)各50人を対象に、記憶力に関するリサーチをおこないました。

被験者

  • 被験者数:100人
  • 年齢:18〜30才
  • 性別:男性
  • 筋トレ経験者
  • ステロイドユーザー50人、ナチュラル50人を対象

結果、ナチュラルに比べて、ステロイドユーザーは記憶力が低下する傾向にあることがわかりました。詳細は以下のとおりです。

ステロイドユーザーは、

・短期記憶能力が39%低かった

→ 「今日の13時に友達と待ち合わせをする」「15時に公共料金を支払う」など、短い期間保持される記憶力が低かった。

・長期記憶能力が28%低かった

→過去の記憶を思い出す能力が低かった。

・遂行能力に32%の違いがあった

→何かに気をつける、情報を認知してプランを立てる、タスクを遂行するなどの能力が低かった。

研究では、次のように結論づけています。

Our findings suggest that long-term use of anabolic-androgenic steroids has a significant impact on an individual’s everyday memory and ability to remember. This could affect many spheres of life, including interpersonal, occupational, educational and health-related aspects, given the ubiquitous nature of everyday remembering.

要約:「長期間のアナボリックステロイド使用は、個人の記憶能力に大きなインパクトを与える。これは仕事や人間関係、教育、健康関連など、生活の幅広い範囲に影響を及ぼすだろう。」

スポーツ界、とくにボディビル界に突出して多いステロイド使用問題。
近年は情報技術の発達により、使用や入手方法についての情報に誰でもアクセスできるようになりました。

しかし、そのメリットや使用者の華々しさばかりが注目され、危険性や悪影響はきちんと説明されていないような気がしてなりません。

ボディビル界においては、「ステロイド使用は個人の自由」といってしまえばそれで終わりなのでしょう。
しかし、使うからには、それなりの代償を支払うことになる。それは理解しておくべきではないでしょうか。

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参考:
Gym steroid use has impact on memory — ScienceDaily
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