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ミスターオリンピア、メンズフィジーク2連覇「ジェレミーブエンディア」のトレーニング

今回はIRONMAN(アイアンマン)20161月号を読んだのでその感想です。

雑誌を開いてすぐにある広告を見て思ったのですが、ゴールドジムが関東にどんどんジムをオープンさせてるようですね。いいなぁ。関西にもこのくらいのペースで出してくれないかな。ほんとに。

◎広告は絶対に見る

広告をチェックする人ってなかなかいないと思うけど、けっこう大切な情報が見え隠れしているので私は必ず見るようにしてます。業界の力関係とかもわかります。

「あ、この会社広告出すのやめたんだ」とか「あれ、この会社最近広告の雰囲気違ってきたな」というところからいろんなことが見えてきます。それが面白いんですよね。

さて、脱線しましたが、雑誌について語っていきます。

鈴木雅選手が世界ボディビル選手権大会80kg3

いやあ〜ホントにおめでとうございます。

予選は厳しかったみたいですが、フリーポーズが評価されて4位から逆転できたそうです。すごいな。

アメリカのプロボディビルダー山岸秀匡選手もフリーポーズがめちゃくちゃ上手ですし、日本人は細かいことが得意なので高評価されるのでしょう。

こういったインタビューから学べるのは、「評価される体をどう作るか」っていうことですね。

フィジークにしろ、ボディビルにしろ、Vシェイプであること」が重要な審査基準になります。つまり、広背筋の横への広がりが大切ってことですね。デビルウィングなんて呼ばれたりもしてます。

あとは、「毎年テーマを決めてトレーニングをすることの大切さ」ですよね。鈴木雅選手のようにこんなにトップを極めた選手でも、油断せずに改善を続けている。そりゃ誰も勝てないですよ。ほんとに尊敬です。

鈴木雅選手の経歴がおかしすぎる(良い意味で)ので掲載しておきますね。

2010年〜2015年 日本ボディビル選手権優勝
2015年 世界ボディビル選手権80kg級3位
2014年 アーノルドアマチュアボディビル選手権80kg級3位
2013年 ワールドゲームズボディビル80kg級3位
2008年 東アジアボディビル選手権85kg級優勝
2007年 東アジアボディビル選手権85kg級優勝
2005年 東京ボディビル選手権優勝

なんちゅう成績・・・

◎海外選手との違いをもっと見たい

いつも思うんですが、日本選手ばかりをのせても仕方ないのでは?と思います。

だって他国の選手も載せないと、今の日本選手のレベルがわかりにくいでしょう。そりゃ写真だけ見たら鈴木雅選手は日本人だと神レベルなわけですよ。

でもボディビルは比較する競技なので、「読者のモチベーションを上げる」という意味でも、他国の選手の写真やインタビューをもっと載せて欲しいな。いち読者としてそう思うわけです。

記事を読む限りでは、韓国と中国選手がかなりアゲアゲということはわかりました。




ミスターオリンピアフィジーク2連覇「ジェレミーブエンディア」

(知らない方は「jeremy buendia」と検索してください)

ていうか、ジェレミーブエンディアってまだ25歳なの!?知らなかった。ちなみに彼はミスターオリンピアのフィジークを2連覇しているフィジーカーです。そんなに若かったんですね。ちょっとショック。

なんでもオリンピアで優勝してからファンがめちゃくちゃ増えたけど、批判もたくさん来るようになったらしい。おそるべしミスターオリンピア効果・・・。(ちなみにこのブログもPVが増えてからそういった声もたまに来ますw)。トレーニングは「FST−7」をよく取り入れているみたいです。

FST−7というトレーニングはミスターオリンピアで勝ちまくっているフィル・ヒースも取り入れている方法です。

ミスターオリンピア4連覇中、フィル・ヒースの脚(大腿四頭筋)トレーニング

ざっくり言うと、基本は「コンパウンド(複合関節)種目を連続して7セット、各10−12レップ、休憩は30ー45秒」という超ドSトレーニングです。※アイソレーション種目をすることもあります。

ジェレミーの場合、普段のトレーニングは5分割。胸、背中、足、腕、肩の順で、疲れたら休むという感じらしい。

重量は比較的軽く、レップ数は10−12くらい。各部位にたいして25−30セットもやっているとな。ボリュームのトレーニングですね。細かいことは記載されていませんでしたが、「各セットの休憩は短い」そうです。たぶん30秒〜45秒くらいでしょう。

◎「FST−7」とはこんなトレーニングです

ジェレミートレーニング動画をいくつか見つけました。フォームがとてもきれいでチーティングは一切なしです。さすが王者。

肩と上腕三頭筋のトレーニング。これらの部位はトレーニングしててそんなにしんどい部位ではないけど、これ見てたら「自分甘いなぁ」って思わされます。

アイアンマンの記事にも書いてますが、ジェレミーブエンディアのトレーナー「ハニーランボッド」さんが開発したFST−7をメインでやっています。

FST-7 Chest & Biceps Workout | Hany Rambod’s Ultimate Guide

こちらは大胸筋と上腕二頭筋のトレーニング。

7:41あたりのインクラインダンベルフライは注目ですね。「ダンベルを上げる時に手首を回転させて、大胸筋を強く刺激する方法」を見ることができます。

あと、休憩中にマスキュラーポーズをして収縮させ、筋線維をさらに刺激してます。ハニーさんいわく、「これをしてたら筋肉の質に大きな差が生まれるぜ」とのこと(この方法は「アイソテンション法」とも呼ばれます)。

最近はこの方法はしてませんでしたが、これからはすべての休憩時間でポージングをして収縮させようかと思います。良さげなものはすぐにパクる!

12分あたりのダンベルプレスも注目ですね。「手のひらを向かい合わせにするダンベルプレスのほうがいい」とな。確かに、これはめちゃくちゃ収縮できます。普通のダンベルプレスが苦手な人はこっちを採用してもいいですね。

ジェレミーがしんどそうすぎてもうお腹1杯になってきたのでここらへんにします。

背中のトレーニングも見つけたのでどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=ow69MRKnp5c

IRONMAN2016年1月号には他にもこんなことが記載されてました。

  • 正しいバーベルローイングとは?
  • 筋量を増加させる成分「オレアビータ」
  • 抗酸化物質は敵か、味方か?

などなど。アイアンマンは正直言うと”当たりハズレ”が激しいのですが、今回は得るものが多くありました。ぜひご一読を。

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