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「太い腕と厚い胸板をつくる至高の筋トレ」を読んだ

太い腕と厚い胸板をつくる至高の筋トレ

さて、そろそろ寝ようかなと布団でスマホをいじっていたとき、思わずタイトルに釣られて読んでしまった本。

結論からいうと、筋トレ初心者は筋トレの正しい考え方と方法を知ることができます。
また中級者の場合、忘れていた筋トレの基本や、マニアックなコツを知れて気持ちよくなれることでしょう。

思考停止で参考にできる岡田隆先生

著者は岡田隆先生です。ボディビル業界で彼を知らない人はいないでしょう。「トレーニングマガジン」など、いろんな筋トレ雑誌でたびたび登場します。

ここ数年はテレビにも積極的に出演され、世間で広まっている間違いだらけの筋トレ知識を正してくれています。

ここだけの話、私は岡田先生の意見は思考停止状態で取り入れ、筋トレの参考にさせてもらっています。

太い腕とデカい大胸筋を作るための本。あとちょっぴり腹筋も

あらかじめ言っておくと、この本を読んでも、からだのすべての部位を鍛えられるようにはなりません。
腕と胸、そして腹筋にフォーカスした内容になっています。

腕についての章からはじまり、いきなり腕の筋肉の断面図が出てきます。
内転、外転、屈曲、回外、回内など、ちょっとした専門用語も登場します。

でも大丈夫。
写真やイラストが豊富なので、直感的にわかりやすくなっています。

専門用語にはフリガナが書かれていて、やさしく説明されています。初心者でも難なく理解できるでしょう。

ちなみに筋トレ関連本にはほぼ必ず「内転、外転、屈曲、回外、回内」といった単語が出てきます。この機会に学んでおけば、他の本も読めるようになるのでお得です。

初級者は正しい知識と癖を身につけることができる

  • 「最近筋トレはじめたんだけど、自分が正しく筋トレできてるかわからない」
  • 「独学なので不安」

といった人は、おそらく間違ったやり方で筋トレをしています。
でも当たり前です。正しい筋トレ知識や方法なんて、教わる機会のほうが少ないですもんね。

たとえば、腕を太くするには、ただダンベルカールをしていればいいわけではありません。
腕の筋肉の種類を把握し、それぞれを正しく鍛える必要があります。

この本では、腕や胸の筋肉の種類を紹介し、それぞれをもっとも効率よく刺激できる方法が、イラストと写真で紹介されています。

おどろいたのが、「この種目ではダンベルの上端を持つ」など、超マニアックなテクニックも紹介されている点です。こんなの、私が筋トレはじめて3年くらいしてから知ったテクニックなんですけど・・・。ずるい!

初心者が間違いがちなフォームについても触れているため、この本を読めば正しい筋トレができるようになるでしょう。

私が初心者だった頃にこんなわかりやすい本があったら、どれだけ遠回りをしなかったことだろう・・・と考えると、今の世代の人がうらやましくなります。

「筋肥大とはなにか?」に答える

この本のいいところは、筋トレの方法やコツを紹介するだけでなく、「そもそも筋肥大ってなに?」という本質的な質問への回答もある点です。

「筋肉って、どうやったら太くなるの?何回やればいいの?」という読者の疑問に真っ向から答えてくれています。

これを読めば、そんなに知識がなくても、筋トレ初心者の友達に「だから筋肉ってのは、こんな仕組みで大きくなるんだよ。わかる?(ドヤァ)」てな感じで説明できるようになるでしょう。(あまりやりすぎると嫌われるので注意してください)

腕・胸・腹筋以外も読みたい

「やっぱり、他の部位の鍛え方も読みたかったな〜」と思ったのが正直なところです。
タイトルにおもいっきり「太い腕と厚い胸板をつくるの筋トレ」と書いてあるので、しょうがないのですが…。

昨今の筋トレ男子たちの多くは、肩を大きくしたい希望があると思うので、そんな内容もあったら良かったのかなと。

いい加減、「筋トレ初心者」を抜け出したい人に

「ここ数年筋トレしてるけど、いい加減他の人に差をつけたい」てな人は読んでみることをおすすめします。
繰り返しになりますが、筋トレ初心者が最初に筋トレの正しい考え方と方法を身につけることができます。

筋トレは誰でも手軽に始められるぶん、「しっかりと学習する」という意識が薄いと私は思ってるんですね。とくに運動系の部活を出た人に顕著で、「自分は昔筋トレしてたし、まぁできるだろ」みたいな謎の自信を持ってたりします。

自分もバスケをずっとやっていて、筋トレもしてました。部活では筋力が強いほうで謎の自信があったので、ずっと自己流でやっていたのですが、まぁ結果が出ませんでした。ぜーんぜん、筋肉がいっこうに大きくならない。

そりゃそうです。間違った方法でやっていたので。

この経験から「筋トレは始めたてが肝心」ということを痛感しました。間違った筋トレははっきり言って体力・努力・時間のムダです。
「間違ったフォーム、後で変えるのは一苦労」とKREVAも言っています。(曲「居場所」)

とはいえ中級者向けな点もけっこうあるかも

私は上級者ではないのですが、いちおう10年くらいはジムで筋トレをしているので、中級者あたりにはなると思います。

そんな私でも、読んでいてたくさん学びになることがありました。
たとえば、「ケーブルプレスダウンでは手のひらのこの部分に力を入れよう」といった、マニアックなヒントが盛りだくさんです。

もっといろいろ書きたいのですが、ネタバレになってはいけないのでこのへんで。
さすが岡田先生、マニアックな人へのサービスもすばらしいです。

ちなみにKindle Unlimitedメンバーなら無料で読めます。