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脂肪なんてもう怖くない!肥満/減量のメカニズムとはそもそも何?

fatcat

「脂肪」

最近ではあらゆる場面で「無脂肪」「低脂肪」など、まるで脂肪だけが悪者のような風潮があります。本来脂肪は、炭水化物・タンパク質とともに3大栄養素の一つで必ず摂取しなければいけない成分です。

脂肪が不足していると男性ホルモンの分泌量が減ると言われており、

男性ホルモンが出ない=筋肉が作られない

わけですから、必ずしも脂肪は敵ではありません。

「知らない」から「怖い」のです。

ということで今回は、脂肪の仕組みについてフォーカスしていきたいと思います。

脂質と体脂肪の違い

そもそも、一般的に使われる脂質と体脂肪は似て非なるものです。

肉・魚など食品の脂=栄養素としての脂質

お腹まわりのお肉など=体内の脂肪細胞(組織)

と、いつも使っている単語が結構別の意味だったりします。

脂肪細胞??理科の話??

と拒否反応が出る方もいるかも知れません(私がそうでした)が、もう少しだけ読み進めてください。

脂肪細胞について

ではまず、脂肪細胞とは?

これは皆さんが落としたいいわゆる贅肉の元となる部分です。

脂肪細胞には大きく分けて2グループあり、白色脂肪細胞(はくしょくしぼうさいぼう)褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)とがあります。

おやおや、また難しそうな単語が出てきましたね。でも怖くありません。

大雑把に言えば、白色脂肪細胞が体内に取り込まれた脂肪を貯めておく働きがあり、これが皮膚の下にあれば「皮下脂肪」、内臓周りにあれば「内臓脂肪」と呼ばれます。

褐色脂肪細胞が脂肪をエネルギーに変換し、最終には熱にさせる働きがあります。

つまり、褐色脂肪細胞が頑張って脂肪を燃やして体脂肪を減らすということです。

簡単なイメージ↓
fatcell
ちなみに褐色脂肪細胞は人間には40g程しかありません。

褐色脂肪細胞を多く持っているのはクマなどの冬眠をする動物で、冬の寒い時期に寝ていても体を温かい状態に保てるというのはそういう仕組だからなのです。
sleepingbear

「ほんなら脂肪を燃やしてくれる褐色脂肪細胞を増やしたらえんちゃう?」

と思われた方がいるかも知れません。

が、褐色脂肪細胞は基本的に増えません。というかまず人間に40gしかありません。
とあるまとめサイトでは「褐色脂肪細胞の増やし方」という記事がありましたが、成人すると褐色脂肪細胞は逆に減少していきます。つまり痩せにくくなるということです。

ですがつい最近わかってきたことがあり、「ある条件下において、褐色脂肪細胞に似た細胞は体内で作られる」というなんとも面白い研究結果が発表されました。こちらについては記事の後半で説明します。

その前に、肥満のメカニズムを簡単に見ていきたいと思います。

褐色脂肪細胞が多い場所

褐色脂肪細胞は肩甲骨の間に多くあると言われています。

lowertraps

仕事中でも気づいた時に肩甲骨をストレッチ、動かすことで褐色脂肪細胞を刺激できるのでオススメです。私もトレーニング前は必ず肩甲骨のストレッチをします。これを始めてから長年肩甲骨の裏にコリがあったのですが、驚くことになくなりました。ストレッチって重要。

肥満のメカニズム

夏前になると気になるワード第1位と勝手に私が噂しているのが「肥満」なわけですが、肥満のメカニズムを超カンタンに言うと

白色脂肪細胞が太ってしまった状態。

のことを言います。

脂肪細胞のうち、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があり、白色脂肪細胞のほうが肥大化=太るということですね。

カロリーを必要以上に摂取すると白色脂肪細胞は脂質を貯蔵して、大きくなってしまいます。

これは本当に太ってしまった白色脂肪細胞の画像です↓名前の通り白色です。
白色脂肪細胞
ちなみに1kgの脂肪=7200kcalなので、単純計算でショートケーキ(200kcal)を36個食べると1キロの脂肪が増えるということですね。(体重的にはもっと増えているとは思いますが)

ダイエットの目的=体脂肪を減らす、ということは、白色脂肪細胞内の脂質を減らすということなんですね。

losebodyfat

こんな細胞、いらないと思いませんか??ですが、こわ~い研究結果があります。

脂肪細胞(白色脂肪細胞/褐色脂肪細胞)というのは成人した後は基本的に成人してからは数が変わらない、と今まで言われていましたが、

近年の研究によると、カロリーを過剰に摂取すると白色脂肪細胞が増加するということがわかりました。

つまり食べ過ぎていると

ただ太るだけではなく、そもそも太りやすい体質になってしまう

ということです。

うーむ、怖い…。ですが、白色脂肪細胞は体に必要なエネルギーを貯蓄するので体に必要な組織ということは忘れずに!

ちなみに遭難して食料がない時に真っ先に死ぬのは白色脂肪細胞が小さい人=痩せている人(それも男性)です。

ボディビルダーがもし遭難したら…。

…。

ちなみにこの白色脂肪細胞を減らす唯一の方法があります。それは、いわゆる「脂肪吸引」です。

美容整形外科の領域ですね。試したことがないのでなんとも言えませんが、私ならトレーニングをして痩せる方を選択しますが。

takasu

褐色脂肪細胞に似た新たな「ベージュ細胞」?

褐色脂肪細胞は上記でもお話したとおり、基本的に増えません。むしろ加齢と共に減少すると言われています。

つまり、加齢とともに筋肉や褐色脂肪細胞が減ることによって、痩せにくくなるというわけです。

ですが最近の研究によると、筋トレによって白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞に似た機能をもった「ベージュ細胞」と呼ばれる細胞に変化するということがわかりました。

つまり、脂肪を燃やしてくれる細胞を筋トレによって増やすことができるということです。

日常的にトレーニングを行っているスポーツ選手やボディビルダーの体内にはこのベージュ細胞がたくさんある可能性が高く、一般人より脂肪が簡単に燃える体の人が多いのも納得できると思います。

とどのつまり、

健康的に痩せる、かつリバウンドをしないようにするには「筋肉をつける」ということが1番効率的

だと言うことになります。結局は王道しかないんですね。

色んなダイエット方法がありますが、体重だけ減らして体脂肪が落ちてなかったら筋肉が落ちただけ=代謝が減る=痩せにくくなる、ですからね。

さて、ここまで肥満/減量のメカニズムを知ったところで今回は終わりにしたいと思います。

次回の記事では、

  • じゃあ脂肪が減りすぎるとどうなるか?
  • 脂肪の種類は?
  • よく聞く「体に良い脂肪」って何?

という観点からみていきたいと思います。

おわりに

脂肪を調べるうちに、脂肪って本当に奥が深いんだな…とびっくりしました。

それと同時に自分の無知に気づけて良かったと思います。知れば知れるほど脂質なんぞ結局は3大栄養素のひとつで、体に良いものを適量取れば怖くないものなんだとわかりました。

ちなみにベージュ細胞が作られることについて細かく言うと、筋トレによって「イリシン」という物質が筋肉から分泌されるらしいんですが、これがベージュ細胞生成に大きく関わっているそうです。

詳しいことは今後の研究結果を待つしかないようですね。

イリシンをもし何かから抽出もしくは摂取できて、それをサプリメントにしたら・・・。

面白そう!

もっと詳しく知りたい方は↓

白色・褐色・ベージュ脂肪細胞…増やすと痩せる脂肪はどれだ?

グリコエキストラバーナーダイエットやってます

最近では多くの会社から燃焼系サプリメントが発売されていまね。消費者としては買う前に効果を知りたいところですが、サプリメントは薬品ではないため、その効果効能をうたえません。よって、自分でダイエットレポートをしてみることにしました。

たくさんある中でもなぜ「グリコエキストラバーナー」を選んだのかについては、単に安かったからです。

現在4日目(執筆当時)ですが、300〜400gほど落ちています。このままいくと月3キロの減量ペースなので筋肉も落ちずに理想的です。このレポート結果はまとめて記事にしようと思います。ツイッターでは毎日更新してますので、是非フォローしてください。このブログの右のバーからも見れます。

Amazonだと定価からなんと1000円引きです。すごいなAmazon…。