私がトレーナーとして働いていたとき、お客さんが一番手こずっていたエクササイズと言っても過言ではないのがラットプルダウンです。
初心者説明会等などにも必ずでてくる種目ですが、ラットプルダウンは本当に奥が深く、
はっきり言って初心者には向いていません。
なぜなら、肩甲骨の動きをコントロールする必要があるからです。腕で引くのでなく、広背筋で引くという感覚をなかなか得ることができない人が多いんですね。
ラットプルダウンは見よう見まねでおこなっても難しいですが、以下のポイントに気をつけてやってみると良いかと思います。
ポイントはたくさんあります(鎖骨付近に降ろすラットプルダウンの場合)
- 手はフックのようにして、親指はバーの上からかけるようにする
- 腕で引くのでなく、肘を引く
- 肩甲骨を寄せてから下げる
- 目線は上
- 背中は丸まらないで、アーチをキープする
- ウェイトを戻すときはゆっくりコントロールしながら
個人差はありますが、これをクリアして初めて広背筋で引いているという感覚が味わえます。
ラットプルダウンは初心者がやるには気をつけるポイントが多すぎるんですよね。なので私はあまりおすすめしていません。
その代わり、広背筋の収縮を感じやすい種目を教えています。
広背筋の動きをあまり意識しなくても効きやすいのが「片手ラットプルダウン」という種目です。
ラットプルダウンを片手でやるものですが、コレはバンバン効くので是非試してみてください。
ポイントは、
肘を脇腹にくっつけるようにして引くこと。
ちょっと乱暴に言えば、肘で自分の脇腹を殴るようにしてみましょう。これをやると広背筋の収縮のコツがわかります。
ラットプルダウンが効かなくて悩んでいる人はやってみましょう!