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【レビュー】「ボディビル レベルアップバイブル」は大会に出ない人でも参考になる

ボディビル レベルアップバイブル 大会で勝ち抜く鍛え方とテクニック コツがわかる本」を読んだので、参考になった部分の感想を残していく。著者の須山翔太郎氏はJBBFに所属するナチュラルボディビルダーで、日本のトップランカーである。コンテストに出る人はもちろん、出ない人も減量を上手に進める方法は参考になるだろう。

ボディビル大会の種類・出るまでの流れ

JBBFが主催する主なボディビルコンテストが紹介されている。大会当日の流れ、審査基準についても細かく記載がある。

各ポージングの基本や細かいコツ、ポージングのときに気をつけるポイントなどはコンテスト出場者なら必読だろう。「どの部位をどのように動かしておくべきか」など説明が細かい。

ボディビルのポージングは、しっかり教えられる人はさほど多くない。ベテランのボディビルダーに教えを請いに行く必要があったりする。関東だと多いかもしれないが、地方ではそもそもボディビルダー自体がそんなに見つからない。この本はポージングを独学するときの助けにもなるだろう。

トレーニングの進め方・各種目のポイント

体の各部位を鍛えるうえで基本的な考え方や、各種目のポイントが解説されている。種目自体は基本的なものばかりだが、トップボディビルダーは得てして基本的な種目を追求し、マスターしている。

ほとんどのビルダーがやるような種目は網羅して解説されているので安心していい。バーベルを握るときに意識するポイントなど、トップビルダーが意識している細かなポイントも知ることができる。

減量の方法とスケジュールの作り方

この本の一番の魅力は減量の解説部分だと感じた。

「まずはこのように減量を始めよう」
「体重が落ちなくなったら次はこれをしよう」
「さらに落ちなくなったらこれをしよう」

などと、減量の最初から最後まで細かな解説がある。減量を進めていくうえで、体重停滞は必ず出くわすものだ。そんなときの対策もしっかり書かれているのが頼もしい。

減量解説の箇所はコンテストに出ない人も読んだほうがいい。特に、減量に入ったらすぐに炭水化物をすべて抜いてしまうようなダイエットをしている人におすすめできる。なぜならそのダイエット方法は完全に間違いだからである。

感心したのは、大会に向けてコンディションを整えていく方法や、直前のピーキング、大会当日の行動やパンプアップの方法についても書かれている点だ。初めてコンテストに出る人には強い味方となるはずだ。

まとめ

これから初めてコンテストに出る人は必読だし、コンテストに出ない人でもボディビルダーが行う減量の進め方はとても参考になると思う。ぜひ読んでみて欲しい。(Kindle Unlimitedの対象本なので、加入者はこれだけで1ヶ月分のもとが取れる)

ボディビル レベルアップバイブル 大会で勝ち抜く鍛え方とテクニック コツがわかる本