ミスターオリンピア2018、212ポンド(96kg)クラスの結果が出ました。
絶対王者「フレックス・ルイス」が7連覇し、今後はオープンクラスへの挑戦を発表しています。
ミスターオリンピア2018:212結果
- フレックス・ルイス
- デレック・ランスフォード
- カマル・エルガーニ
- アマッド・アシュカナーニ
- ホセ・レイモンド
- デイビッド・ヘンリー
1位:フレックス・ルイス
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7連覇という偉大な記録を達成したフレックス。今後はオープンクラスへの移行を表明しており、212は今回がラスト。
いつもどおり、圧倒的な勝利でした。おそらく、このまま212クラスにいたら10連覇もじゅうぶんに射程圏内だったでしょう。
ですが、その安泰を捨ててでも、オープンクラスへ移行するのは、本当の挑戦者である証拠。かっこいい!
今回は、自身も納得できるコンディションを作れたそうで、「写真を見て、自分でもショックを受けた(良い意味で)」と語っています。
ーー選手コメント
「とにかく、ファンやフォロワーに感謝したいです。やりました!7年間、212のチャンピオンでいられて光栄です。
この競技は19歳の頃から大好きですし、これからももちろん続けます!これが最後ではありませんよ!未来は明るく、これからもたくさんの機会があります。多くのドアを開けて、誰もが不可能だというバリアを壊していくのが待ちきれません。」
2位:デレック・ランスフォード
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自身初の準優勝のデレック。カマルやアマッドなど中東勢の前評判が高かっただけに、この結果は驚きでした。
このままいくと、2019年の212では新王者になる可能性が高いです。新しい王者の誕生に期待大!若いのにコンテスト後のコメントはなんだか哲学的。
ーー選手コメント
「私たちはみんな、心の中にチャンピオンがいる。自分の力を最大限に捧げられるかは、自分次第だ。毎日、最高の自分になる努力をするべきだ。私たちはみなタイトルを追って、成功を求める。チャンピオンになるために努力し、自分たちができる最高の努力を捧げる。
でも、もっとも大切なのは、自分がすでに持っているものや、成し遂げたものを大切にすることだ。幸せになり、自分が自分であることに誇りを持つ。ただし、自分の基準は上げていかなくてはならない。すべてに感謝して、自分のポテンシャルを最大限に引き出す。
フレックスルイス、おめでとう。彼は素晴らしいチャンプであり、伝説のボディビルダーであり、人格者だ。彼は本当のチャンピオンだ。」
3位:カマル・エルガーニ
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リビア出身のカマルは3位へ。46歳にしてアーノルドクラシックUSA(2018)で優勝した実力者です。今回はデレックに敗れはしたものの、堂々の3位入賞。
4位:アマッド・アシュカナーニ
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クウェート出身のアマッドは4位に入賞。カマルに引き続き、中東勢がランクインです。
「ほんとに96kgしかないのか?」と疑問に思うくらいのバルクです。ひとつひとつの筋肉がデカい!
5位:ホセ・レイモンド
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「ザ・ボストン・マス(The Boston Mass)」の異名をもつ、バルク派のホセは5位に入賞です。
6位:デイビッド・ヘンリー
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ベテランのデイビッド・ヘンリーは6位にランクイン。個人的に好きな選手で、もっと評価されてもいいと思うのですが…。
ーー選手コメント
「これまででベストなコンディションだった。後悔も疑問もない。ベストの自分になるために必要なことをした。まだまだ終わりじゃないよ。」
スコアシート
順位 | 選手 | スコア |
1 | フレックス・ルイス | 5 |
2 | デレック・ランスフォード | 10 |
3 | カマル・エルガーニ | 15 |
4 | アマッド・アシュカナーニ | 21 |
5 | ホセ・レイモンド | 24 |
6 | デイビッド・ヘンリー | 30 |
フレックス(5pt)が2位のデレック(10pt)に2倍のポイント差をつけての圧勝です。といっても、デレックと3位以下も5ポイント離れています。
4位のアマッド(21pt)とホセ(24pt)が、3ポイントの僅差だったようです。
筆者ひとりごと
結局、今回も最後までフレックスの圧勝でした。もちろん今でもすごい体をしていますが、オープンクラスへ挑戦となると、さすがの彼もやはりサイズをもう少し増やす必要があるでしょう。
ただ、そこは王者「フレックス・ルイス」。私たちの想像を超える体を作り上げ、また必ずオリンピアの舞台に帰ってくるはずです。さすがの彼も2年くらいはサイズアップに専念するのではないでしょうか。
低身長でもやれることは、2017年に3位に入ったウィリアムボナックが証明しています。天才フレックスならばやってくれるでしょう。オープンクラスでも優勝して、前代未聞の「オリンピア2階級制覇」に期待!