日本最高級のサプリブランド、「HALEO(ハレオ)」
サプリメント界の「Apple」のような存在だと私は認識しています。
そんなHALEOが開発したパンプ系サプリ「フェノム(PHENOM)」。公式ホームページでは表記の関係で「パンプをうながす」とは記載できないものの、トレーニーのあいだでは「パンプ感が強くなる」と評判が良いサプリです。
この記事では、フェノムをトレーニングで実際に使ってみた体感や効果を細かくレビューしていきます。
筆者について:サプリメントメーカーでサプリ企画・マーケティングを経験。自ら企画した商品は現在Amazonなどでヒットしています。
HALEO「フェノム」を使った感想
まずは、「どのように使ったか」について。
- トレーニング10分前にフェノムを6粒摂取
- トレーニング中にBCAA(エクステンド15g)摂取
- 試用期間:10日
- すべての部位のトレーニングで使用
マニアックな人のために、成分表も。
成分(6粒) | 内容量 |
L-アルギニン(OCAA®) | 1250mg |
L-シトルリン(OCAA®) | 500mg |
L-オルニチン塩酸塩(OCAA®) | 250mg |
フルーツ果皮エキス(Vinitrox™) | 500mg |
ブドウ種子エキス | 150mg |
ブラックジンジャーエキス | 150mg |
バイオペリン® | 5mg |
結論からいいます。
結論
- 「あらゆるサプリで最高級」とは言わないまでも、確実なパンプが得られた
- トレーニング後半までパンプが続いた
- カフェインなど神経的な興奮をさせる成分を含まず、トレーニング後の神経疲労が少ない
なお、こういったパンプをうながすサプリのことを「NO系」や「パンプ系サプリ」と呼びますが、本記事では「パンプ系サプリ」に統一します。
さて、それではいよいよ、マニアックなレビューのはじまりです。
安全で確実なパンプ
フェノムは国産で、海外のパンプ系サプリにありがちな「ちょっと怖い」成分は入っていません。
さらに、HALEOブランドを展開する「ボディプラスインターナショナル社」は、安全基準テストを設けています。ドーピング試験に引っかかることはなく、一般トレーニーはもちろん、アスリートでも安心して使用できます。
ほとんどの人がドーピングチェックを受ける機会はないでしょう。しかし、サプリメントは口に入れるもの。安全とわかっているほうが気持ちよく飲めます。
トレーニングで使ってみた感想
以下は、フェノムを飲んで各部位のトレーニングをした率直な感想です。上半身はパンプを感じましたが、下半身はそうでもなかったかなーと。
背中:ケーブルローで効果が顕著に出た
- シーテッドケーブルローをすると、背中の広い範囲でもっこりとパンプする感覚を得られた
- 僧帽筋の下部あたり、いわゆるクリスマスツリーを作る部分も翌日は筋肉痛になった
個人的には、パンプ系サプリが効いたかどうかは、「翌日の筋肉痛の強さ」を判断基準にしています。
僧帽筋の中部や下部など、刺激を入れるのが難しい部位まで痛い筋肉痛になったので、その効果を感じました。
肩:重たいアップライトローでもパンプした
私は筋力アップが目的でアップライトローをしているので、レップ数は5〜6回がほとんど。通常、このくらいの低回数だと、あまりパンプは感じないもの。
ですが、フェノムを飲むと三角筋中部が強く張り、筋肉の中からモコっとする感覚が得られました。
胸:収縮系種目でとくに強いパンプ
大胸筋の下部をメインにトレーニング。ベンチプレスやダンベルフライをおこなったが、とくに強いパンプは感じず。
ですが、大胸筋下部狙いのケーブルクロスオーバーをしたところ、大胸筋の外側がいつもよりはるかに痛く収縮しました。
収縮系種目:ケーブルクロスオーバーやペックデックなど、大胸筋が縮んだ点でもっとも負荷がかかる種目。筋肉が強く張りやすい
脚:パンプはあまり感じない
脚のトレーニング時に関しては、パンプは感じたものの、いつもよりほんのすこし強い程度。背中や肩、胸ほどのパンプは得られず。
ただし、レッグエクステンションなど、収縮感が強い種目をそもそもしていません。あまりパンプを感じなかったのは、スクワットなどの筋力アップがメイン種目(1〜5レップほど)が多かったからかも。
8〜12レップあたりでトレーニングすれば、脚でもパンプが得られると思います。
トレーニング後半までパンプが続く
フェノムを飲んで気づいたのが、トレーニングの後半でもいつもよりパンプを感じること。
私のトレーニング時間は約60〜80分で、1回につき2つの部位をトレーニングします(肩と胸など)。
最初の30〜40分ほどでひとつの部位を終えて次の部位へ移るのですが、いつもよりパンプが残った感覚がありました。
でもこれ、もしかしたら、私がトレーニングの10分前にフェノムを摂取していたからなのかもしれません。20〜30分前に摂取すると、トレーニング開始直後あたりから良いパンプが得られそうです。
カフェインなし:頭痛がしない
フェノムにはカフェインが含まれていないため、頭が覚醒する感じがありません。
ほとんどのパンプ系サプリには「カフェイン」が含まれます。カフェインには集中力を高める効果がありますが、カフェインの質によっては、トレーニング中に頭が痛くなったり、トレーニング後に疲労が残ることも。
これは好みで分かれるところでしょうが、私はどちらも好き。
カフェインを含まないメリットとしては、「夜にフェノムを飲んでトレーニングしても、カフェインによる睡眠障害の心配がない」点があげられますね。
飲みやすい、持ち運びしやすい
フェノムは、丸い粒なので、喉をスルッと通ります。喉に引っかかる感じもなく、飲みやすい。
また、コンパクトなパッケージなので、カバンに入れてもスペースを取りません。仕事のカバンに入れたり、ジムの契約ロッカーに置いても邪魔にならないでしょう。
他サプリと比較すると、パンプの強さは中程度
あくまでも感覚的な指標ですが、「パンプ感の強さ」だけで比較すると「ファイナルパンプNFA(ファインラボ社)」や「スーパーパンプマックス(ギャスパリニュートリション社)」のほうが強く感じます。
おそらく、これらのサプリには神経的な興奮をうながす「カフェイン」や「チロシン」が含まれるからでしょう。これらで得られるパンプを「100」とするなら、フェノムは「70〜80」といったところでしょうか。
とはいえ、これだけのパンプが得られるなら十分だとも思います。すくなくとも、筋トレ中に気持ち良いパンプが得られるので私は満足しています。
HALEO「フェノム」飲み方・摂取タイミング
6粒をトレーニング20〜30分前に摂取する
HALEOによると、1回の使用量は6粒。
180粒入りなので、30回分です。
サプリは薬品ではないため、メーカーは明確な摂取タイミングを指示できないのですが、トレーニング20〜30分前に摂取すれば大丈夫です。
タブレットが思っていたより飲みやすい
今まで「パンプ系サプリ」といえば、パウダーを水に溶かして飲むのが一般的です。
ですがフェノムは錠剤なので、水に溶かす必要がなく、トレーニング前にさっと飲むことができます。これが思っていたより摂取がラクでした。
粒数を増やすとパンプが少しだけ強くなる
試しに6粒から8粒にしてトレーニングしてみたら、パンプ感は多少強くなりました。ただ残念ながら、劇的に強くなるわけではなく…。もったいないので、普通に6粒の摂取でいいと思います。
コスパ良く使いたいなら、特に効かせたい「弱点部位の日」に飲むといった使い方もおすすめです。たとえば私は大胸筋と上腕二頭筋が苦手部位なので、それらの部位を鍛える日に飲むこともあります。
注意:水を飲むことを忘れずに!
パンプ系サプリを飲むときは、水分を多く摂取しましょう。そのほうが体感しやすくなります。
筋肉がパンプしている状態というのは「筋肉に水分が集まっている状態」。よって、体内に十分な水分がないと、パンプを感じにくいんですね。
トレーニング中は800ml〜1000mlの水を摂取するといいでしょう。
評判をチェック
私だけの意見は参考にならないかもしれないので、Amazonでの評価も見てみましょう。
ジムの前に今までLアルギニンとシトルニンを飲用していましたが、こちらの方が効き目が早いように感じます。
すぐに血流を上げたい時にいいですね。
但し、割高感はあるので、今まで通りLアルギニンとシトルニンと併用したり、時間がない時だけこのハレオを飲用しています。
たしかに、効果は良いけど値段はまぁまぁしますね。とはいえHALEOサプリの中では安いほうなのですが・・・。
HALEO「フェノム」はどんな人におすすめか?
フェノムがオススメなのは次のような人。
- パンプ系サプリはとりたいが、カフェインが苦手な人
- 夜にトレーニングをする人
- 仕事帰りにトレーニングをする人
- 安全なパンプサプリを飲みたい
最終的に、フェノムは「総合的にハイレベルなパンプ系サプリ」、といった印象です。さすがHALEO、にくいねぇ。
パンプサプリにありがちな「クレイジーな成分」を使わず、中程度のパンプが得られるのは嬉しいポイントでした。
興味が湧いたら使ってみてくださいね。
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「いや、私は強烈なパンプを味わいたいんだ」という方は、ファインラボの「ファイナルパンプNFA」をオススメします。ただし本当に強烈なのでご注意を。詳しくはレビューをどうぞ。
悪くはないんだろうけど、これならHMBのラプターのみでいいかなって感じ。